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「神の手」

1ヶ月ぶりのご無沙汰です。
院長の中川です。

さて、今日お見えになった不調者さんのことです。
年齢は84歳の女性です。

杖を突きながら、介護の娘さん?に支えられて、来院されました。
待合に腰掛けて、順番を待ってもらっている間中「痛い」「痛い」の
連発です。
他の方の施術中のため、集中しなければならないのですが、「痛い」
「痛い」の声で、なかなか集中できません。

やっと、前の方の施術が終わり、ご本人の施術の番になりました。
問診をすると脳梗塞で、5~6年前から左半身が不自由、また左大
腿部にはギブスを当てていて、右手首はひびが入っていて、テーピ
ング中とのこと。

この不調者さんも、満身創痍の方である。但し、今日痛いのは、背中
の右肩甲骨の外周と、右上腕部、じっとしているだけで痛いとのこと。

84歳の高齢でもあり、「痛い」「痛い」の連発のため、座位の状態で
用心しながら、痛みのある部分を軽く「軽擦」(なでる)、そして「軽圧」
(ふれる)しかし、まだ「痛い」…。
「背中が痛いです」「腕が痛いです」…。

「先生、鍼はしてもらえないんですか?」
「鍼をやってもらえたら、楽になるかも…?」と不調者さん。
「ここでは、鍼はやらないんですよ」と説明。

痛みの変化がないため、首から肩にかけて、そっと触れてみると…。
筋肉の硬直がひどい。肩は板状で、首は棒状です。


これでは痛いわけです。
そこで、肩を両掌で挟んで、「狭定」を行うと…。
いきなり「気持ち良いです」「ア~、気持ち良い~」を連発。

そこで、次は棒状になった首を「横引き」で緩める。
「先生、気持ち良いー」「本当に気持ち良い」

そして首を後ろに倒してもらって、頚椎(首)の椎間板を広げる手法を
かけると、「とても気持ち良いです~」。
次に上腕部に「横引き」をかけて、筋肉を緩めて、肩の「運動制限変
移」をかけてやると…。
「腕も楽になりました」とのこと。

そこで再び、首、肩に触れると、筋肉はずいぶん弛んでいます。
最後に、再び「軽擦」をかけて終了。

「あー助かりました」「本当に、助かりました」と言いながら、次回の予約
を入れて、足取りもしっかり入り口へ。

そして、帰り際に一言、「先生は、手だけで痛みを取りんしゃった」
「先生の手は神の手よ」と言いながら出て行かれました。

施術者冥利に尽きる一言でした。

両肩が五十肩で、坐骨周辺、太腿、膝が痛い(その4)

院長の中川です。

前回の続きです。
これもひどい痛みを持った不調者さんのひとつの典型で、気持ちが痛みに負けていて、物事を前向きに捉えられず、常にマイナス思考になるのです。
「10」の痛みが、「8」になっても、「6」になっても、「4」になっても「まだ痛い」なのです。
良くなった点には、意識は行かず、常に「まだ痛い」と、マイナス方向にばかり意識が行ってしまいます。そして「本当に治るのだろうか」と不安になるわけです。

これがプラスの方向に意識が向き出すと「ここの痛みは和らいだ」「こんなことができるようになった」と良い変化に気づき始め、回復もどんどん進むようになります。それがまた更に、新しい自信になっていくのです。
この仕事をやっていて、本当にメンタル面の効果は大きいなーと感じます。人間はやはり希望を持たなければ、生きていけない生き物だとつくづく思います。

そして12回目で、初めてうつ伏せになることが出来る様になりました。
そしてうつ伏せから立ち上がることも出来るようになりました。
更に、座位の状態でも後ろに倒れないようになっていました。
これは、大変な変化なのです。
何しろこの方は座位の状態では、背中側に徐々に重心が移っていき、そのまま後ろに倒れてしまっていたのですから…。
そして、一度倒れたらなかなか起き上がれなかったからです。
ご本人の言葉で表現すれば「ゴキブリが裏返しになってもがくように、大変でした」です。誰も助けてくれない、一人住まいのこの方にとっては、本当に不安なことだったはずです。
これで、またひとつQOL(quality of life=生活の質)が改善されたことになります。

両肩が五十肩で、坐骨周辺、太腿、膝が痛い(その3)

院長の中川です。

前回の続きです。
この不調者さんは、いきなり仰向けはできないため2回目からは、最初は横向きになってもらい、坐骨周辺から太腿の上部を弛めた上で、仰向けになり、腰背部、大腿部、膝周りを弛め、肩の痛みを取りにいくというパターンでの施術となりました。

そして見えられる度に「まだ痛い」「まだ痛い」が口癖のように出ていました。しかし7回目に見えられたときは、坐骨の周りと太腿の痛みはない。但し、少し長く歩くと痛みが出るとのことで、左肩だけがまだ痛いということでした。

ところが10回目に見えられたときに、昨日天気が良かったので、手押し車を押して歩き過ぎ、肩、腰、大腿、膝、脛に痛みが出ましたと暗い表情で、訴えられました。動き過ぎで痛みが、戻ってしまったようです。
良くあるパターですが、痛みが和らぐと、つい動き過ぎてしまうのです。
これまでも注意喚起はしていたのですが、「まだ痛い」「まだ痛い」が口癖のように出ていたので、動きすぎる可能性をあまり強くは意識していませんでした。

気落ちしている不調者さんに、痛みは戻ったけれど、からだが最初の状態に戻ったわけではないので、心配しなくて大丈夫ですよ。痛みは1、2回で取れるから、まただんだん良くなっていきますよと告げて励まします。

このころから来院の度に「先生、治るんですかね?」と尋ねられるようになりました。
その度に「大丈夫ですよ。良くなりますよ」と励まし、だって最初に来院されたときに比べれば、こんなに良くなって来ているじゃないですかと、改善してきた点を具体的に教えてあげることになりました。
「最初に来院されたときは左手に杖をつき右手を付き添いの方に支えられて、立っているのもやっとだったことを考えれば、付き添いの手がいらなくなり、杖が要らなくなり、履物も自分で履ける様になったことは大変な変化ですよ…。」
「ベッドに自分で腰掛けて、仰向けにもなれるようになったじゃないですか。」

続きは、また次回にお話します。

両肩が五十肩で、坐骨周辺、太腿、膝が痛い(その2)

院長の中川です。

前回の続きです。
片側の痛みを取ったら、同様の要領で、もう片側の痛みも取ります。これで、基本的な施術は終了です。
仰向けの状態から起き上がるのがまた大変です。当然一人では起きられませんので、手伝ってあげて、先ず、上半身を起こしてベッドに尻餅をついた状態にします。
そこから、お尻をずらしながらベッドの縁まで行き、ベッドから足を出して浅く腰掛けます。
この不調者さんは、ただ腰掛けているだけで、重心がだんだん後ろにかかっていき、背中側に倒れこんでしまいます。
からだが硬くて、前かがみになれないからです。だから常に、自分の掌で、ベッドを押してからだを支えておかないといけません。
ここで、片方ずつ腕をあげる検査を行います。先ず、左からです。
腕を少し上げたところで、二の腕の肩の下あたり(上腕三頭筋)が痛い、その部分に軽く触れて痛みを取った上で、更に上げると今度は鎖骨の下(大胸筋)が痛い、そこの痛みも同様にして取り、さらに上ていくと今度は脇の下の背中側(広背筋)が痛い、それも取るとやっと、腕は頭の近くまで上がりました。
それを何度か繰り返して、恐る恐るながら、腕を頭の近くまで上げられるようになりました。
右手も同じようにして、上がるようになりました。
臀部、大腿部、膝も少し痛みも取れ、軽くなったようです。
立ち上がったときの姿も来院時よりもしっかりしていました。

これが、わずか1回の施術での変化です。
ここで自宅での注意点を確認します。
痛みは必ず戻りますので、最初の数回は出来るだけ間隔を詰めて来院いただくこと。
痛いところを、決して押さない、揉まない、叩かないこと。痛みや違和感が出たら指先で軽~く擦ってやること。
睡眠時間を7時間以上とること。この方は夜眠れないので、睡眠薬を服用しているそうです。
お風呂は、湯船に浸かって、リラックスすることなどを伝えて、今日の施術は終了しました。

続きは次回です。

両肩が五十肩で、坐骨周辺、太腿、膝が痛い(その1)

院長の中川です。

今日、80歳の女性が、12回目の施術を受けに見えられました。
最初に来院されたときは、左手に杖をつき、右手は、付き添いの方に支えられて、ほとんど自力では歩けない状態で、か細い声で「痛いです」といいながら長いすに座り込まれました。
症状は、両肩が五十肩で左腕は、前方へ80度まで、横へは60度までしか上がらず、右腕は前方も、横へも80度までしか上がらない状態でした。
また坐骨周辺が痛く、右脚は大腿部の外側から膝周辺まで、左脚は膝周辺部が痛いということでした。
最初は、ベッドに横にれない状態でしたので、まず床にクッションを敷いて、その上に膝を着いてもらい、両肘をベッドにつけて四つん這いの状態になってもらい、背中から腰の緊張を取る施術を行いました。
少し楽になれたようでしたので、ベッドに寝ていただくことにしましたが、とても仰向けにはなれず、ベッドの端に倒れこむように横になるのが、精一杯でした。
そこで、側臥位の状態で坐骨周りから、太腿の外側にかけての筋肉を弛めにかかりましたが、坐骨周辺の筋肉はこぶのようになり、太腿の外側は棒のように硬くなっていました。
これでは痛みが出るはずです。臀部から太腿の筋肉を弛めると、やっと仰向けになれるようになりました。
そこで今度は、弛めた側の腕の痛みを取る手法に入りました。
胸、肩、上腕周りの筋肉を弛め、いよいよ、腕を頭まで持ち上げる動作に入りました。
肘を伸ばしてゆっくり、腕を伸ばしていくと「痛い!」、「どこが痛かったですか?」と尋ねながら、腕を少し戻して、痛かった箇所の筋肉を弛め、またあげ始めると、また違う場所が「痛い!」また、同じ質問をしながら痛みを取っていく。
そのように4度ほど続けたところで、やっと腕は頭の横にたどりつきました。

この続きは次回に…。

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